【今日のおとん日記】爪が伸びても、切らなくなった

最近、おとんがまったく爪を切らなくなった。
ある日ふと気づいたら、やたらと爪が長くなっていて、最初は「そのうち切るんだろう」と思っていた。
でも何日経っても切らず、おかんが「切ったほうがいいよ」と声をかけても、怒って聞かない。
今日なんて、歯医者に行く予定があったから、おかんが「恥ずかしいから切って」と爪切りを渡したのに、
「爪なんて誰も見てない!」とキレて、結局そのままの長い爪で出かけていったらしい。
🧠 爪を切らないのは“意志の問題”じゃない
調べてみると、これも認知症の進行でよく見られる変化のひとつだそう。
「爪が伸びた → 切らなきゃ → 道具を出して切る」という複数の段取り(実行機能)が難しくなっていたり、
「爪が長いのは恥ずかしい」という感覚自体が薄れてしまっていることがあるらしい。
さらに、「できていない自分」を指摘されたように感じて、防衛反応として怒りが出る人も多いんだとか。
怒っているように見えても、心の奥では不安や戸惑いのサインなのかもしれない。
💭 わたしの気持ち
正直、この“爪のこと”ひとつとっても、心が揺れる。
声をかけても怒られるし、放っておくと見た目がどんどん変わっていくし、
かといって私が切るのは…正直、無理だ。
おかんもたぶん難しいだろう。
ここまでできるかと言われると、家族だけではどうにもならないことなんだと実感する。
📓【今日のまとめ】
爪を切らないのは「怠け」ではなく、脳の変化が背景にあることも多い
「実行機能の低下」「恥ずかしさの感覚の薄れ」「防衛反応」が絡んでいる
家族だけで対応するのが難しいこともある。記録として残しておくことが大切